2023.4.8 TSUKUI DAY レポート後編

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選手たちを肌で感じる晴舞台での経験

いよいよ試合のキックオフが近づく中、試合前のセレモニーにもツクイのみなさんの姿があった。

花束贈呈を務めたのは、子会社Grasolの藤田洋さんと原田紘作さん。雨音をかき消さんばかりのサポーターの声援が降り注ぐ中、見事に大役を務め上げた2人は、「とても貴重な体験ができました。私もサッカーをするので、間近でサッカー選手に会うことができて感動しました」(藤田さん)、「花束を渡した時、喜田選手が軽くハグをしてくれてうれしかったです」(原田さん)とその時の感想を口にした。

車椅子を利用されている方や障がいをお持ちの方にも横浜F・マリノスの魅力ある「アタッキングフットボール」を観戦してもらいたいという想いから、ツクイは車椅子シートのネーミングライツを取得している。そうした方々に勇気を届ける機会として、今回の花束贈呈実施に至ったそうだ。

原田さんは「私は結構重度の身体障がいを持っていますが、世の中には様々な障がいを持っている方がおられます。そうした方が、スポーツを通して元気になってくれたらいいなと思います」と話してくれた。

続いて、ツクイの従業員とそのご家族の方々がフラッグを持ち、子供たちはエスコートキッズとして選手とともにピッチに。事前練習の成果を生かし、きびきびとした動きを披露した。



親子で芝生の上に立ったツクイの人事部 石田晴世さんとお子さんの小莉さんは、「(ピッチは)とても明るくて、こんな経験はなかなかできないなと思いました。待っている時はすごくドキドキしたのですが、マリノス君が来てくれてテンションが上がりました」(晴世さん)、「とても楽しかったです。選手が(緊張をほぐすために)背中をさすってくれたのが、少し恥ずかしかったけど、うれしかったです」(小莉さん)と感激した様子。加えて、晴代さんは「選手と直接交流できるイベントは、子供にとっても良い思い出になるので、これからも続けていただきたいです」と期待を寄せた。

横浜を聖地として、世界へ

雨の中で始まった試合は、後半に入りF・マリノスの攻撃陣が爆発。5-0の圧勝で白熱のダービーマッチを制し、3度目の「TSUKUI DAY」を勝利で飾った。

試合後、来場されたツクイグループ従業員のみなさんがピッチ脇に下りて記念撮影。子会社DIGITAL LIFEの羽染透一さんは「横浜ダービーということで楽しみにして来ました。地元横浜に根差したチーム同士の熱い戦いが見られて楽しかったです。3回目の参加だったのですが、今回は娘が選手と一緒にピッチに入場でき、家族や同僚と一緒に応援できたので盛り上がりました」、ツクイ茅ヶ崎浜見平の竹内聖貴さんは、「もともとサッカーが好きなので、すごく楽しかったです。前回の『TSUKUI DAY』にも参加したのですが、会社がスポンサーということで、F・マリノスをより身近に感じています。今回、息子がエスコートキッズをさせてもらい、とてもいい思い出になりました」とみなさん笑顔で話し、次回以降も「ぜひ参加したいです」と口を揃えていた。



最後に、マン・オブ・ザ・マッチの表彰に登壇し、ホーム側スタンドのファンから喝采を浴びたツクイの高畠毅社長に1日を振り返ってもらった。

「久しぶりに声出しが解禁になり、試合も5点も取ってくれてすごく盛り上がりました。私もマン・オブ・ザ・マッチの表彰に出させていただき、サポーターの方からの声援にすごく力をいただきました」と感想を語る高畠社長は、5年目を迎えたF・マリノスとのパートナーシップの浸透ぶりについて、「創業の地は横浜になりますが、F・マリノスファンは全国にいます。今回も全国から多くの従業員が来てくれて、回を重ねるごとに応募も増えていてうれしいです」とコメント。

また、「コロナ禍が収まりつつある中、障がい者の方の活動についても、サッカー教室含めやっていただいているので、少しずつ輪が広がっていくといいですね」と展望を口に。

今後のビジョンとして「やはり、“挑戦”というのが両者の共通点だと思っていますので、横浜を聖地として日本、そして世界に向けて発信できるよう、大きな志を持っていければと思っています」と、力強い言葉で締めくくった。

着実に根を張り、強固になっていくツクイとF・マリノスの共闘がこの先どのように芽を吹き、大輪の花を咲かせていくのか。今後への期待が膨らむ3度目の「TSUKUI DAY」はこうして幕を閉じた。