2023.4.8 TSUKUI DAY レポート前編

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2023.4.8「TSUKUI DAY」――根づき、広がるツクイ×横浜F・マリノスの輪

2023年4月8日、横浜F・マリノス対横浜FCの“横浜ダービー”にて開催された「TSUKUI DAY」。ツクイが横浜F・マリノスのオフィシャルパートナーとなってから3度目となる冠デーは、両者の関係性がより強く認知され、
その輪が大きくなっていることを感じさせる1日となった。
そんな「TSUKUI DAY」の模様を様々な角度から追った。

取材・文 久保佑一郎
写真 横浜F・マリノス

2019年2月からスタートしたツクイと横浜F・マリノスのオフィシャルパートナー契約は、今年で5年目に入った。2月には子会社の「Grasol」が「F・マリノススポーツクラブ」へオフィスサービスの提供を開始し、表向きにもいっそう連携強化が進んでいる。今回の「TSUKUI DAY」では、両者が大事に育んできたその関係性が着実に広がっていることを強く感じることができた。

ファン・サポーター、従業員を問わず

今回、冠デーとなったのは同じ横浜をホームタウンとする横浜FCとの「横浜ダービー」。注目度の高い一戦とあって、開場前から多くのサポーターが日産スタジアムに集まり、そんなサポーターたちを、噴水広場に設置された冠デー恒例の「TSUKUI DAY記念撮影ブース」がお出迎え。横浜F・マリノスの選手パネルとの写真撮影に加え、この日限定の特製ステッカーが配布された。

スタートの少し前から天候が崩れ、生憎の空模様となったが、ブース開始前から行列ができる盛況ぶり。記念すべき1人目となった、電動車いすでご来場されたサポーターは「最高です!」と飛び切りの笑顔を見せてくれた。

少年から家族連れまでたくさんのファン・サポーターがブースに足を運び、「ステッカーのデザインがカッコ良くて好きです」「クリアファイルも楽しみにしてます」と配布されたグッズを気にいる様子や、選手パネルとの写真撮影を喜ぶ声であふれた。

そして何より、印象に残ったのが「TSUKUI DAY」の浸透ぶり。参加された多くのファン・サポーターにとってブースでの記念撮影が恒例となっているだけではなく、初めてブースを訪れたという方々も「ツクイの冠がついている試合が行われているのは知っていました」と話してくれたように、サポーターの皆さんの間で「ツクイ×F・マリノス」というイメージが着実に浸透してきていることが肌で感じられた。

その後も撮影ブースの終了まで列が途切れることはなく、写真撮影やプレゼントグッズを思い出の1ページに刻んでいた。

さらに、この日は抽選で当選したツクイグループ従業員とそのご家族200名も観戦に加わり、Tシャツやトートバッグなどオリジナルグッズの豊富さへの驚きや、当日に行われた抽選会で選手のユニフォームが当選した従業員からは満面の笑みがこぼれるシーンも。

もちろん、試合も「初めてなので楽しみです」と期待感を口にする方や、日産スタジアムでの初観戦に「スケールが凄いですね」と圧倒された様子の方、毎年参加されていてる方からは「ぜひ続けていってほしいです」といった声が聞かれた。このような声の広がりは、パートナーシップを継続してきたからこそ培われたものだと言える。

そうした成果を、迎え入れる側の従業員も実感している。「年々、熱量が大きくなっていることを感じます。職場内でも『F・マリノスの試合どうだった?』と聞かれるようになりましたし、昨年リーグ優勝したことでさらに、当社はF・マリノスのスポンサーだ、という意識が社内でも広がっていると感じます」と話すのは、もともと筋金入りのF・マリノスサポーターで、3年連続で運営スタッフを務めたツクイの業務支援部 土田実さん。

また、受付を担当されたツクイの総務部 朝倉早紀さんは、「それまでサッカーに興味があったというわけではなかったのですが、昨年初めて参加してサッカーを観戦した際に選手の躍動感やゴールの瞬間を間近で観ることができ面白いなと感じました」と語り、自身の体験も踏まえて「こうしたイベントを通して、ツクイという会社をいろいろな方に知っていただき、何か困った時にお役に立てたり、社会に貢献できたらいいなと考えています」と話してくれた。

「一生の思い出になった」興奮しきりのスタジアムツアー

「TSUKUI DAY」を記念して行われたもう1つのイベントが、抽選で当選された方を招待してのスタジアムツアーだ。元tvkアナウンサーの三﨑幸恵さんがガイドを務め、まずは優勝トロフィーを見学し、選手たちが使用するのと同じベンチシートを体験。

この時点ですでに目を輝かせていた参加者のみなさんだったが、ここから普段は入ることのできない特別なエリアへ。VIPルームの観戦シートで説明を受けた一行は、監督の記者会見場に入って記念撮影。みなさん喜色満面で、一生の記念になる1枚を手にしていた。



その後、日産スタジアムの歴史について説明を受けている際に、F・マリノスOBの富澤清太郎さんと遭遇するサプライズも。予定にはなかったクラブのレジェンドとの邂逅に、参加者のみなさんからは拍手と歓声が沸き上がった。

興奮冷めやらぬ中、最後は選手たちが通る通路を通ってピッチ脇へ。雨が降りしきる中ではあったが、選手たちがサポーターの大声援を受けながら見ている景色を存分に楽しんだ。

至福のひと時に、参加者のみなさんは大満足の様子。「日産スタジアムが開催している日産スタジアムツアーにも参加したことがあるのですが、その時は入れなかったインタビューブースに入れたり、試合前のサポーターの熱気が感じられてすごく楽しかったです」という声もあれば、「昔から見ている三﨑さんに案内していただけて、とても光栄でした。OBの方にも会うことができてラッキーです」というゲストの豪華さに関するもの、また日産スタジアムで結婚式を挙げた方は「個人的に思い入れのある場所ですし、VIPルームなど、その時は入れなかった場所が見れて感激しました」と喜ぶ姿もあった。

さらに、「ツクイは長年F・マリノスを支援してくれているし、車いすエリアのネーミングライツを取得したり、横浜F・マリノスフトゥーロ(知的障がい者サッカーチーム)の支援もしている。自分の親もいずれ介護が必要になるが、その時はツクイにお願いしようと思っている。こういったイベントを通じて、チームだけではなく、スタジアムにも愛着が湧くようになるのはすごくいいこと。新しくF・マリノスのファンになる人にとってもいい企画だと思います」と、ここでもツクイとF・マリノスとの関係がより良いイメージを生み出していると感じさせる声が聞かれた。